自分自身を知る

  • M24S03 心理カウンセリング
春学期2024

講義概要

科目名:心理カウンセリング「自分自身を知る」
講義日程:金曜日 4/12・4/19・4/26・5/10・5/17・5/24・5/31・6/7〔・6/14〕
科目コード:M24S03
単位:2単位

講師

森 真弓

公認心理師、臨床心理士
白百合女子大学大学院 発達心理学専攻修士課程修了(心理学修士)

内容

他者に寄り添う前のプロセスである「自分自身を見つめる」学びとワークショップを行う。クリスチャンの心理特性というものはあるのか?自分の信仰は神中心タイプか人間中心タイプか?自分の中で癒されていない心の傷はどんなものか?等々、気になっていながらなおざりにして来た自分と向き合う。心地よい程度の自己開示を目指し、侵襲的な力動が働かないように留意する。

第1回 心理学とキリスト教(心理学との親和性)
第2回 クリスチャンの心理特性(エゴグラムとの関連性)
第3回 私の信仰はどのタイプ?(神中心か人間中心か)
第4回 幼少期・児童期・青年期・成人期の《年表作りとコラージュ①》
第5回 イメージの癒しと信仰《コラージュ②と分かち合い》
第6回 怒り・赦し・罪責感等の感情《コラージュ③と分かち合い》
第7回 自分の中の男性性と女性性(LGBTQについても触れる)
第8回 中年期・老年期の自分(中年期の課題・認知症の基礎知識)

目標

  1. クリスチャンの心理特性についてディスカッションし、信仰は自分を自由にしているか、縛っている面があるかの理解を深める。
  2.  神中心の信仰と人間中心の信仰の違いは何かを学ぶ。
  3. 幼少期からの自分を振り返り、コラージュや年表作りをする。怒り・赦し・罪悪感等の感情と向き合う。
  4. 自分の中の男性性・女性性についての気づきを深め、男性性・女性性についての神の意思を考え、 LGBTQの人々への福音を整理する。
  5. 中年期・老年期の基本的知識を得て、中年期の自分・老年期の自分をイメージ出来るようになる。

参考図書

  • E.H.エリクソン 西平直訳( 2002/3)青年ルター1・2(みすず書房)
  • E.フロム 谷口・早坂 共訳( 1971)精神分析と宗教(東京創元社)
  • E.フロム 鈴木晶訳( 1991)愛するということ(紀伊國屋書店)
  • V.J.ビットナー 佐藤是伸訳( 1991)キリスト者の生き方(ディアコニアセンター)
  • 藤掛明( 2020)コラージュ入門(一麦出版社)
  • 藤掛明( 2016)人生の後半戦とメンタルヘルス(キリスト新聞社)

 

備考全8回受講が履修条件。単発聴講不可。
テキストは教室で配布。オンライン生には前もって一括で郵送する(データ配布は無し)。

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