講義概要
科目名:家族「結婚・家族の課題・問題に寄り添う」
講義日程:月曜日 2025/1/6・1/13・1/20・1/27・2/3・2/10・2/17・2/24〔・3/3〕
科目コード:M24W01
単位:2単位
講師

松坂 政広
東京神学校博士課程教授、東京基督教大学非常勤講師
フラー神学大学院 結婚・家族学博士課程修了、Ph.D.
内容
結婚・家族の課題・問題を危機管理という視点に立って考察し、してよかった喧嘩があること、夫婦間で相いれない物語があること、親の養育態度がどのように子どもに影響するか、信仰の継承、親子のコミュニケーションが悪循環に陥っていること、思春期の子どもを家族で理解する手掛かり、葬儀を通して家族を知ること、そして評価的態度と理解的態度を問いかけ、メンタリングの手掛かりを導いていただく。
第1回 してよかった喧嘩がある!ことを知って関わる
第2回 夫婦間で相容れない物語があることを知って対応する
第3回 親の養育態度がどのように子どもに影響するかを知って顧みる
第4回 信仰の継承と言われてきたことの実像に迫る
第5回 親子のコミュニケーションが悪循環に陥っていることを知り、見直す
第6回 思春期の子どもを家族で理解する手がかりを探る
第7回 葬儀を通して家族を知る
第8回 評価的態度と理解的態度を知る
目標
- 課題・問題を抱えた家族に寄り添い、重荷が下ろされることを祈る。
- ワンクッションコミュニケーション+話し手・聴き手手法で下記のテーマを互いに問いかけ合う。
- メンタリングのヒントを共有し合う。
参考図書
- 「聖書的カウンセリングに関する一考察」RAC3 松坂政広 97
- 『愛とは物語である』R.J.スターンバーグ 新曜社 1999
- 「親の養育態度再考」『福音主義神学会』33 松坂政広 2002
- 「信仰の継承」『幸いな人』 松坂政広 小牧者出版 2002
- 「拒食傾向のある娘の母親のカウンセリング」『カウンセリング事例集』ミネルヴァ書房 1997
- 「思春期・青年期を家族で理解する手がかり」『聖書と精神医療』37 松坂政広 聖書と精神医療研究会 2018
- 「葬儀の社会的機能を踏まえた宣教」中島守 RAC2 1996
- 『援助者とカウンセリング』工藤信夫 いのちのことば社 92