講義概要
科目名:家族「対話的存在である家族にあってメンターとして夫婦と家族を生きるために」
講義日程:木曜日 9/4・9/11・9/18・9/25〔・10/2〕
科目コード:M25F04
単位:1単位
講師

小林 宏繁(こばやし ひろしげ)
メンタルトレーナー
ニューヨーク州立大学大学院 教育科学修士課程修了、M.A.
内容
講義では、神のかたちに生きる家族:聖書に学ぶ対話と愛の回復を探求します。すべての人が
より良い夫婦、父母、そして親子関係を築くことは、神の御心にかなう道であると信じていま
す。聖書の光に照らして日本社会の家族の現状を見つめるとき、夫婦関係、子育て、親子の繋が
り、さらには看取りに至るまで、多くの家族関係の根底に断絶や不和があることがわかります。
私たちは、神のかたちに創られた対話的存在です。聖書の真理に基づいた愛と赦しに生きるこ
とは、家族関係においても実践は可能であり、そこにこそ神の栄光が現れます。家庭において「
神との対話」「夫婦の対話」「異世代親子の対話」を回復し、互いに仕え合い、支え合い、赦し
合える家族文化を今こそ、育む時です。
この探求と学びを通して、私たちは神のかたちに生きる者としての在り方を、共に聖霊の導きの
うちに受講生とともに進めてゆきたいと思います。
「キリストの心をもって家族に仕えるクリスチャンメンターの在り方を共に探求し、祈りのうち
にその学びを自身の生き方(CHRISTIAN IDENTITY)へと結びつけていく」
第1回 「分かり合えない関係」から「分かち合える関係」へ
― 神にかたどられた“対話的存在”としての回復
第2回 「分かり合えない夫婦」から「一つとなる夫婦」へ
― 聴き合い、語り合う “聖なる絆”
第3回 「分かり合えない父母」から「育み合える父母」へ
― 祈りと対話に根ざした“子育てのかたち”
第4回「分かり合えない親子」から「信頼し合える親子」へ
― 神の愛に生きる “聴く心・語る勇気”
目標
「神が求めるクリスチャンメンターの3つの姿を探り理解し実践する」こと
「受講生が共に課題やWorkshopを通じてより分かり合える関係を築けるスキル」を備えること
- 【受け入れるメンター】 ― 隣人をありのままに受け入れる ―
- 【聴くメンター】 ― 心から傾聴し、共に歩む ―
- 【励ますメンター】― 真の自分を生きる力を呼び起こす ―
課題図書
- 『キリストにならう(THE IMITATION OF CHRIST)』
著:トマス・ア・ケンピス - 『家庭は小さな教会(家庭における信仰形成)』
著:ロバート・ウェーバー、日本語訳:いのちのことば社 - 『赦すということ(FORGIVE AND FORGET)』
著:ルイス・B・スミードズ、訳:中村妙子(ヨルダン社) - 『神のかたちに生きる:関係性の霊性とケア』
著:エリック・L・ジョンソン(Christian Psychology シリーズ) - 『神との対話:霊的成熟への旅』
著:ヘンリ・ナウエン
参考図書
- 『本当の「聴く力」――人の話を聴くとはどういうことか』
著:東畑開人(文藝春秋) - 『アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために』
著:平木典子(講談社現代新書) - 『嫌われる勇気』
著:岸見一郎・古賀史健(ダイヤモンド社) - 『赦すということ』
著:マーナ・B・カッセルマン(いのちのことば社以外にも一般書として流通) - 『子どもが育つ魔法の言葉』
著:ドロシー・ロー・ノルト(PHP文庫)