講義概要
科目名:家族「家族の礎を思い描く」
講義日程:金曜日 4/18・4/25・5/2・5/16・5/23・5/30・6/6・6/13〔・6/20〕
科目コード:M25S05
単位:2単位
講師
松坂 政広
自由学園TLP宗教主任、JTJ宣教神学校神学部長
フラー神学大学院 結婚・家族学博士課程修了、Ph.D.
内容
家族の礎を学際的に考察し、メンタリングの手掛かりを導いていただく。家族とは何か?家族を通して社会を、親族とは何かを、家族は崩壊しつつあるかを、家族の多様性を、「生」そのものを共有する存在としての家族を、「個人・家族・社会」というシステムのなかでの家族を、社会と家族と個人の関わり合いを問いかけ、考える。
第1回 家族とは何か?を問いかける(概論)
第2回 家族を通して社会を考える
第3回 親族とは何か?を考える
第4回 家族は崩壊しつつあるか?を考える
第5回 家族の多様化を問いかける
第6回 「生」そのものを共有する存在としての家族を考える
第7回 「個人・家族・社会」というシステムのなかで家族を考える
第8回 社会と家族と個人の関わり合いを描く
目標
- 家族の礎をめぐって、家族に寄り添う。その手応えを導いていただく。
- ワンクッションコミュニケーションで各週のテーマを互いに問いかけ合う。
- メンタリングのヒントを共有し合う。
参考図書
- 『家族学のみかた。』AERA Mook 朝日新聞社 1998
- 「もはや無前提に「家族」を研究のユニットにはできない」牟田和恵(社会学)
- 「かつてわれわれにはさまざまな「親」がいた」清水昭俊(文化人類学)
- 「いまの日本を離れればもう少し楽になれる」瀬地山角(比較社会学)
- 「「公」と「私」を見なおす」丸山茂(法社会学)
- 「家産の保護から個人の保護へ」石井美智子(法学)
- 「政策単位の個人化という課題」庄司洋子(社会福祉学)
- 「女性の経験や思いに焦点をあてる」江原由美子(女性学)