講義概要
科目名:心理カウンセリング「発達障害概説」
講義日程:金曜日 10/6・10/13・10/20・10/27〔・11/3〕
科目コード:M23F10
単位:1単位
講師

森 真弓
公認心理師、臨床心理士
白百合女子大学大学院 発達心理学専攻修士課程修了(心理学修士)
内容
発達障害で困り感のある子どもは10人に1人と考えられている。また大人になってから発達障害に気づき、職場での適応に苦しんでいる人も少なくない。多くの人が「助けて!」という声を発することができない。周囲もそして誰より当事者がその特性について知らないからである。支援を求める声なき声に気づくために発達障害の特性を学ぶ。
第1回 発達障害とは
第2回 自閉症スペクトラムの理解と支援
第3回 注意欠如多動性障害の理解と支援
第4回 学習障害の理解と支援
目標
- 発達障害に関しては傾聴だけでは支援が進まないことを認識し、教会の中であるいは友人知人の中で、発達障害に困っている人に良い助言や支援機関の紹介ができるようになる。
- そのためにはそれぞれの特性を理解する必要があるので、発達障害についてまとまった学びの機会となることを目標とする。
- 自分自身も発達障害の傾向があるのではないかと考えている人が多い。大人用のチェックリスト等を活用し、自分理解も深める。
- 配偶者が発達障害で苦しんでいる人(カサンドラ症候群)への神の目線と福音とを共に考える。
参考図書
- 森マミ(2019) 大人になった発達障害の仲間たち(いのちのことば社)
- 星野仁彦(2014) 大人の発達障害の特性を活かして自分らしく生きる!(日東書院)
- 古荘純一(2018) 発達障害サポート入門 幼児から社会人まで(教文館)
- 田中哲(2016) “育つ”こと“育てる”こと(いのちのことば社)
- 宮口幸治(2019) ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)
備考心理カウンセリング「課題をロールプレイする」の前に履修することが望ましい。