講義概要
科目名:霊性の神学「クリスチャン・アイデンティティー」
講義日程:木曜日 2024/1/4・1/11・1/18・1/25・2/1・2/8・2/15・2/22〔・2/29〕
科目コード:M23W01
単位:2単位
講師

島田 哲也
JTJ宣教神学校講師、(株)コレカラプランニング・コーディネーター
リージェント・カレッジ 学術専攻神学修士課程修了、Th.M.

渡辺 晋哉
上野の森キリスト教会副牧師、JTJ宣教神学校講師
JTJ宣教神学校 牧師志願科卒
内容
本コースでは、クリスチャンであることの本質と結果を神学的かつ歴史的に考察する。人がイエスをキリストと信じるとは何を意味し、どの様な結果を伴うのか。使徒たちから始めて、初代教会、教父たち、修道院や正教会、カトリック、プロテスタント諸教派に、この質問を投げかける。そして私たちは、この質問にどう答えるか?
第1回 クリスチャン・アイデンティティー序論
第2回 三位一体なるお方——イエス・キリスト
第3回 イエスの弟子たち——最初のクリスチャン(metanoia)
第4回 初代教会と教父の見解(エイレナイオス、グレゴリオス、アウグスティヌス)
第5回 修道院とクリスチャン・アイデンティティー(ベルナルド、詩篇)
第6回 正教会的見解(死と復活)
第7回 キルケゴール、ドストエフスキー
第8回 クリスチャンであるということ
目標
- クリスチャンであることの本質を問い直す。
- クリスチャンの本質を神学的に把握する。
- 教会の歴史の中にクリスチャン・アイデンティティーを探索し、考察する。
- キリスト教の伝統、教団、教派の違いや、時代や所属している国、文化、社会が変容しても、変わらずにクリスチャンたちを束ねてきたものがあるかどうか検討し、論ずる。
- この学びを通して見えてきたクリスチャンの在り方に、自分自身のクリスチャンとしての歩みを照らして評価し、考察する。
課題図書
- 篠原明 「『霊性の神学』とは何か」 (あめんどう、2019)
- 荒井献 「使徒教父文書」 (講談社、1998)
- アウグスティヌス 「告白I・II」 山田晶訳 (中央公論新社、2014)