自分自身を知る

  • M24W05 心理カウンセリング
冬学期2024

講義概要

科目名:心理カウンセリング「自分自身を知る」
講義日程:月曜日 2025/1/13・1/20・1/27・2/3・2/10・2/17・2/24・3/3
科目コード:M24W05
単位:2単位

講師

森 真弓

公認心理師、臨床心理士
白百合女子大学大学院 発達心理学専攻修士課程修了(心理学修士)

内容

「自分自身を知る」ことは、他者を知り寄り添うための重要なプロセスである。この講義では、クリスチャン特有の心理特性はあるのか?自分の信仰は神中心タイプか人間中心タイプか?自分の中で癒されていない心の傷はあるのか・どんなものか?等々、気になっていながらなおざりにしてきた自分と向き合う。心地よい程度の自己認知を目指し、シェアの際には侵襲的な力動が働かないように留意する。

シラバスを表示(PDF)

第1回 自分自身を知る方法(心理テストの種類等含む)
第2回 キリスト教と心理学(フロイト、フロム、赤星進 等)
第3回 私の信仰はどのタイプ?       <オリジナルテスト>
第4回 私の人間理解はどのタイプ? <オリジナルテスト>
第5回 自分史年表作り          <+グループワーク>
第6回 隠れた思い(怒り・赦し・罪悪感)   <コラージュ>
第7回 自分のアイデンティティ
第8回 まとめ

目標

  1. 心理テストの種類を学び、神学校等で実施されている心理テストにも触れることで、周囲に適用できるものを模索する。
  2. フロイトのキリスト教批判とフロムの宗教論を比較する。赤星進のキリスト教信仰をフロムの宗教論を対比して整理する。
  3. 2.を学ぶとともに、自分の信仰について、人間理解について客観的に把握する(注:絶対的な・神学的な理解というより一つの視点)。
  4. 幼少期からの自分を振り返り、コラージュや年表作りをすることで、怒り・赦し・罪悪感等の感情と向き合う。
  5. 自分のアイデンティティを表現する。
  6. クリスチャンアイデンティティについても分かち合う。

参考図書

  • H.エリクソン 西平直訳(2002/3)青年ルター1・2(みすず書房)
  • フロム 谷口・早坂 共訳(1971)精神分析と宗教(東京創元社)
  • フロム 鈴木晶訳(1991)愛するということ(紀伊國屋書店)
  • J.ビットナー 佐藤是伸訳(1991)キリスト者の生き方(ディアコニアセンター)
  • 藤掛明(2020)コラージュ入門(一麦出版社)

備考全8回受講が履修条件。単発聴講不可。テキストは教室で配布。オンライン生には前もって一括で郵送する(データ配布は無し)。*録画聴講生は自筆の同意書(聴講生自身+所属教会牧師)を事務局に郵送で提出のこと。同意書のフォームは事務局よりデータで送る。

 

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