教務から

「キリストのために負う苦しみ」第1回入学式のご報告

去る2023年4月1日、クリスチャンライフ学院第1回入学式が行われました。お祈りに覚えてくださり感謝申し上げます。

春学期は5名の本科生、10名の聴講生が在籍しています。日本全国から、また海外からも学生の方々が学びに加わりました。入学式では本科生の皆さんにイエス・キリストとの出会い、そしてクリスチャンメンターとして他者に寄り添う決心についてお分かち頂きました。

―重田稔仁学院長の式辞より(一部抜粋)ー
喜びの書と呼ばれるフィリピの信徒への手紙ですが、パウロはこの書簡の冒頭で、「あなたがたには、キリストを信じることだけでなく、キリストのために苦しむことも、恵みとして与えられているのです(フィリピ1 1章29節)。」と記しています。

パウロは、フィリピのクリスチャンにキリスト者は、キリストのためにこの世で迫害すなわち苦しみを賜るとメッセージしています。そして驚くべきことに、その苦しみはのろいではなく益だと伝えているのです。

イエス・キリストのために負う苦しみは、イエス・キリストを身に帯びる苦しみです。
それは、引いては、神の独り子イエスさまに注がれる神さまの愛を身に帯びる祝福です。だから、キリストのために苦しみを負うことは、私たちクリスチャンにとって祝福、益なのです。

しかし苦難、患難、苦しみから逃げ出したいのは、私たちの常です。では苦しみから逃げ出さないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。その答えがローマ5章3節〜4節にあります。パウロは苦難に対して忍耐を勧めています。忍耐とは自分の願望、欲望、感情を抑圧すること、我慢することではありません。聖書が説く忍耐とは、自分の置かれた状況、自分の抱える問題を主にあってあるがまま受け入れて、主に委ねて、自分の使命、務めに専心して主の救い、助けを待ち望むということです。

クリスチャンライフ学院は、クリスチャンメンターを養成する学校ですが、その学びの核は、忍耐することを学ぶことだということを皆さん忘れないでください。何故なら、忍耐こそ、クリスチャンメンターに最も必要な素養だからです。

2023年4月1日
於  クリスチャンライフ学院入学式

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