卒業生

2024年度CLI初の卒業式 卒業生からの感謝のメッセージ

感謝の言葉   露峰 茂

たった一人なのに式を開いていただき申し訳なく、今日も大阪から失礼いたします。このように離れていても、学ぶことができたことを感謝しつつ、本当にお世話になりありがとうございました。今の気持ちを、一言だけで表現するなら、「いのちよみがえった!」という感じです。たましいがよみがえりました!メンターということばを使うなら、キリストにあって、この学校が自分のメンターでしたし、先生方の講義が、そのいのちへと向かう伴走者だったと思っています。「たたきなさい、そうすれば開かれます」のみことばの約束どおり、学び舎の門をたたいて道開かれました。と言うのも、入学前の状態というのは、信仰の旅路の長い長い迷いの中にいました。聖書は正しいと思うし、教会でうたわれてる教理も正しいと思うけれども、何かが違うという思いのなかで、生まれ育った教会を離れ、求め続けてました。その飢え渇きはまず、あらためて十字架を見上げさせ、イエスさまと深く出会いなおしました。しかし、自分の目線ではやっぱり、欠けや偏り、誤りは必ずあります。本来あるはずなのに、無い“愛、喜び、平安…”、御霊の実のある信仰の姿、教会のあり方…、を探し求めていました。

そのようななか3年前の夏、大阪で重田学長と出会います。そして学び初め、もう1年目の春学期からずっと、喜びあふれて学び続けていたと思います。いつも学んだことを、すぐに家族や教会内で話しつつ、また神さまの絶妙な計らいから実生活でも、たくさんの大きな出来事を通して、学びと併せ実感として、神さまの愛・恵み・憐みを体感してきた2年間でした。一期40日で全期240日、主日礼拝なら5年分です。神さまとの関係のもち方、みことばとの向き合い方、教会のあり方、社会やビジネス、仕事の捉え方、そしてそもそもの自分や人間というものの理解…、ほんとうにたくさんのことを学ばせていただきました。逆に消化不良なこともたくさんありますから、まだまだ捉えなおしていかなければいけないと思っていますが、小さな家の教会の自分にとっては、先生、受講生の方々というたくさんの目線と出会えたことが、あらためて自身のクリスチャンアイデンティティを再構築していく大きな大きな助けとなりました。

誰もが生涯、何度も何度もイエスさまと出会いなおし、何度も刷新されていくのが信仰生活(クリスチャンライフ!)であり人生だと思います。しかし自身もそうだったように、今、疲れて動けない人、倒れて立ち上がれない人、迷って出口を見出せない人、正しい方向を頭ではわかっていても自分一人では力を出し得ない人、そして今日のような綺麗な桜に目を留めることが出来ない人がたくさんいます。学び終えて、イエス様は私にこう言われました。 「わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈っていた。」「だからあなたは、立ち直ったのだから、回りを力づけなさい」立ち直りました。先ほどの重田学長のメッセージは「神の国」についてでしたが、自身も2年間を通して常に受け取っていた神さまのメッセージは「みこころが天で行われるように、『地でも行われますように』」でした。袋小路から贖われた者、あらためて神さまとの出会い方を知った者として、信仰問わず多くの方々を、「力づけることのできる」者となれればと願っています。

ほんとうにお世話になりました。またこれからもよろしくお願いいたします。

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